心理カウンセラー有資格者の声【宮本さん】に聞きました 第2話

 

心理カウンセラー養成講座の内容

 

1年間の養成講座でしたが、面接実習は月に1〜2回程度でした。

 

いくつか教室が分かれておりましたが、私のいた教室は40人前後で、職業も私のような教員から一般企業の管理職の方からさまざまなところで活躍している方が多く、お昼休みなどは異業種交流会のような感じてとても有意義な時間でした。

 

面接実習は初期・中期・後期と1年の中でもレベルを分けて行っており、心理関連を始めて学ぶ方でも安心して参加できるのではと思います。

 

カウンセリング実習について

 

カウンセリング実習は、8人ほどの小グループに分かれ、その中からクライエント役、カウンセラー役を交代で行い、実技指導者がオブザーバーとなって進めていきます。

 

守秘義務があるので実際のカウンセリングの内容は細かく書けませんが、誰もが日常または仕事上で悩んでいること、行き詰っていることをリアルに相談し、役になっていないメンバーはそのカウンセリングのやり取りをみて考察します。

 

そこからいろいろな気づきをもらえることが多く、私も自分の悩みをその場で話し、心が軽くなったことが何回もありました。

 

 

ただ最初はまだそれほど打ち解けていないメンバーにこんなこと話していいのかな、ととまどったのも事実です。

 

ですが、実技指導者より「ここは非日常の空間だし、守秘義務があるので安心して話して大丈夫だよ」とのアドバイスをいただき、話しているうちに違和感がなくなってきました。

 

産業カウンセリングは「傾聴」を基本とした姿勢でカウンセリングを行います。

 

ですが、ただ聞くだけではなく、クライエントがどういう思いで悩んでいるのか、という気持ちの部分を大切にし、その後はクライエント自身が問題に気づき、解決できるよう援助していきます。

 

その過程を自分でも体験しながら学べるのは、とてもよかったなと感じました。

 

心理カウンセラー養成講座を受講してみた感想

 

他によかったことは、自分の気持ちに気づけたことです。もともと教師を目指したいと思ったのが、定年まで安定して仕事をしたいという思いがあり、非常にキャリア志向が強かったからです。

 

ですが、カウンセリングの実習を通じて自分の置かれている環境、周りの環境、この仕事に就くきっかけ、将来の自分、など掘り下げていくうちに、自分が今何をしたいのか、どうしていきたいのか、自分が目指す方向が少し見えてきたと感じます。

 

カウンセリング技法を身に付けて試験に合格する、という気持ちで始めたのですが、自分がカウンセリングを受けているんだ、必要としていたんだ、という気持ちにも気づけました。とてもその事はびっくりです。

 

その反面、今まで自分の感情にふたをしていたものをこじ開けているような感覚にもなり、辛い過去やひどく傷ついた場面も思い出すこともあり、そのことを話している自分が嫌になり、実習ときに涙することも多々ありました。

 

しかし、ここは「自己一致」というカウンセリングの基本があり、自分の思いがズレていると余計に苦しくなってしまうとのことで、全部私は実習ときにその思いを吐き出しました。そんな自分を受け入れることが大切、と実技指導官からもアドバイスがありました。

 

私は何とかメンバーにも助けられ乗り越えることができましたが、他のグループで自分自身が辛くなって辞めてしまう方も何人かいました。

 

心理カウンセラー有資格者【宮本さん】第3話


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