心理カウンセラー有資格者の声【武田さん】に聞きました 第3話

 

臨床心理士の資格試験について

 

臨床心理士資格試験を受ける資格を取得できる大学院の中でも、第1種指定校の場合ですと、大学院で2年間勉強した次の年に臨床心理士試験を受けることができます。

 

大学院の勉強の中でも、資格試験をパスするための多くの知識や経験を得ることができますが、さらなる勉強も必要になります。そこで私が使ったのが4枚目の写真のテキスト(こちらもカバーがなくてすみません)です。

 

資格試験をパスするための勉強で使用したテキスト

 

大学院を共に過ごした仲間と勉強会を開き、過去の臨床心理士試験の問題を解いたり、テキストで分からなかった部分を共有したりして、大学院を修了してからの半年間を過ごしました。

 

臨床心理士試験はやはり知識が物を言いますので、大学院入試のさいに培った知識が非常に生きていたと思います。そのため、大学院入試で使ったノートなどは捨てずにとっておくとよいでしょう。

 

また、このとき臨床心理業務ができる職に就いていることも重要です。なぜなら、臨床心理士試験には面接試験もあり、その際に今している仕事について聞かれるからです。

 

この時、自信を持ってすでに多くの経験を現場で積んでいるのだということをアピールできると非常に強いです。知識も大変重要ですが、やはり実績や経験がみられる資格ですので、積極的に臨床心理の仕事をしましょう。最初は非常勤の仕事でもかまいません。

 

経験を積むためにスクールカウンセラーなどさまざまな仕事をしました

 

私は大学院卒業後、児童福祉施設で非常勤心理療法士として勤務していました。その後スクールカウンセラーになるなど、児童系の勤務が多くなりましたが、その傍らで、クリニックで心理査定のバイトもさせてもらうなど、さまざまな分野で仕事をしていくようにしていました。

 

日本心理臨床学会の会員証

 

このようにして、臨床心理士資格を取得し、現在は休職中ですが日々研鑽を積んでいます。先ほども述べたとおり、経験や実績、キャリアがなければ信用されません。そのため、私は学会(写真5)に参加するなどして、全国の臨床心理士の考えややり方を学んでいます。

 

臨床心理士の仕事にとてもやりがいを感じています

 

臨床心理士としての道に生涯終わりはありません。今回、このように自身の体験を書いてみて、まだまだ書き足りない感覚があります。それは、言葉では表しきれない数え切れない体験をしてきたからだと思います。

 

何度も考え、何度も立ち止まり、その中で人生について悩んでいる来談者の方とお会いしながら、その方がその方なりの答えや選択を見つけていく過程を共にできるのは、私の人生にとってもとても大切なことです。

 

最初に「精神障害をどうしたら治せるのか」に興味をもったと書きましたが、精神障害は治すものではなく、どのようにそれを抱え、生きていくかなのです。それを、共に考えていくのが臨床心理士の仕事だと今は考えています。

 

とてもやりがいのある仕事です。大変なこともありますが、子育てがひと段落ついたら、また多くの人にお会いできる臨床心理士として仕事をしていきたいと思っています。

 

心理カウンセラー有資格者【坂本さん】第1話


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