【心理カウンセリング入門講座1】心理カウンセリングの基本姿勢

 

心理カウンセリングで大事なのは、技術が高いこともそうなのですが、最も大事なのはクライアントと向き合うことができる基本姿勢になります。では、大事な基本姿勢とはどのようなものなのでしょうか。

 

クライアントの話を十分に理解する

 

まずは、クライアントと同じ目線で物事を捉える、ということです。クライアントと心理カウンセラーは別の人間なので、物事を同じ視点で捉えることは非常に難しいです。しかし、それではクライアントの心の状態を理解することはできません。できるだけ、同じ目線で物事を捉えることができるように、クライアントの話を十分に理解することが必要となってきます。

 

心理カウンセラーがこの考えは倫理観的にだめなのではないか、理解できそうにない、と少しでも思った時点で、クライアントにそれが伝わってしまい、効果的な心理カウンセリングを行うことが難しくなってきます。

 

クライアントの感情をすべて受け入れる

 

次に、クライアントが持っている感情を全て受け入れる、ということです。例えば、クライアントの悩みに怒りという感情が関わっている時には、その怒りが心理カウンセラーに向かってくる時があります。この感情に対して心理カウンセラーが過剰に反応してしまうと、心理カウンセリング自体に問題が生じてしまいます。

 

クライアントはもちろん、感情を向ける相手が違うことはわかっていますが、それが正しいのかどうかの判断が正常にできなくなっている場合が多いのです。そのため、心理カウンセラーは、その感情を全て吐き出させた後、客観的に見ることができるように心理カウンセリングを用いて導いていくことが必要なのです。

 

心理カウンセラーはアドバイスしてはいけない

 

最後に、アドバイスばかりしない、ということです。心理カウンセラーといえば、クライアントが抱えている問題を解決してくれる人、と思われがちですが、実はそうではないのです。

 

心理カウンセラーは、アドバイザーではないので、クライアントが持つ悩みを解決したいという気持ちをサポートする人なのです。そのため、心理カウンセラーがアドバイスばかりしていると、クライアントが持つ悩みを解決したいという気持ちが損なわれてしまい、結果としてクライアントが悩みを解決することができなくなってしまいます。

 

心理カウンセラーがクライアントの感情や考え方の視点を受け入れるのは、あくまでも心理カウンセリング内でのことになります。ですので、心理カウンセラーは、心理カウンセリング外に感情などを持ち越さないことが必要なのです。