【心理療法入門講座2】来談者中心療法

 

心理カウンセリングで重要なことは、心理カウンセラーの人格だけではありません。豊富な知識もそうなのですが、きちんと療法が身に着いていることが必要です。今回は、心理カウンセリングの基礎とも言える、「来談者中心療法」について、ご紹介いたします。

 

来談者中心療法のポイントは「共感力」

 

来談者中心療法とは、カール・ロジャーズが提唱した療法になります。来談者中心療法では、クライアントの中にある悩みを解決したいという気持ちを信じて、クライアントをサポートしていくこととなります。

 

ここで必要となるのは、共感力になります。共感力とは、クライアントが考えていることや感じていることを、心理カウンセラーが同じように感じ取る力となります。ここで間違えやすいのは同調とはちがう、ということです。

 

心理カウンセラーがクライアントに同調してしまうと、心理カウンセリングがうまくいきません。同調することによって、クライアントの悩みを解決したいという気持ちを阻害してしまうのです。ですので、決して同調することがないように気をつけなくてはいけません。

 

来談者中心療法に必要な3つの条件

 

来談者中心療法では、心理カウンセラーの3つの条件が必要となります。1つ目に、自己一致です。2つ目に、無条件の積極的関心、3つ目に共感的理解になります。これらが心理カウンセラーに必要とされる3つの態度条件なので、心理カウンセラーになる前に知識的な理解だけでなく、実体験を通して理解しておく必要があるのです。

 

基本的に、クライアントの悩みを解決するには、来談者中心療法だけでよいとされています。もちろん、精神疾患を持っている方には適応外となる場合が多いですが、一般的な心理カウンセリングでは効果が高いとされていますので、きっちりと習得しておくのが良いです。