【心理療法入門講座3】認知行動療法

 

心理カウンセリングで用いられる療法の中で多いのが、来談者中心療法と認知行動療法になります。今回は、認知行動療法についてご紹介いたします。

 

考え方や捉え方の問題点に注目する認知行動療法

 

認知行動療法とは、クライアントが持っている悩みに対しての考え方や捉え方に焦点を当て、その部分を変えていくことで行動も変えていく、という療法になります。そのため、重要なのが、クライアントの考え方や捉え方を理解する、ということです。

 

心理カウンセリングではモノを用いることがほとんどないのですが、認知行動療法では紙を用いることが多いです。認知行動療法で用いる紙は専用のシートがありますので、そちらを使っていくこととなります。

 

認知行動療法が効果が出やすい理由

 

専用のシートには、出来事・考え・反証・行動、という流れがあり、クライアントはその流れにそって記入していくことになります。実は、この記入する、ということは重要なポイントとなります。

 

通常、心理カウンセリングでは、心理カウンセラーがクライアントの鑑となることで、クライアントは自分の心を理解しやすくなります。しかし、認知行動療法では、心理カウンセラーのサポートだけでなく、クライアント自身が自分の考えや捉え方に反証をいれることができるので、より効果が出やすいのです。

 

また、クライアント自身の考え方のクセなどを見つけることができます。このクセが一般的な人と大きなズレが生じている場合、認知のゆがみとして、心理カウンセラーのサポートを受けつつ、ズレを解消していくことができます。

 

クライアントが自分自身で行うこともできる

 

認知行動療法は、心理カウンセラーがクライアントに課す宿題としても用いられることがあります。それは、この療法自体がクライアント一人でも行うことができるからです。クライアント自身が持つ悩みを解決したい、という気持ちを後押しできる療法としても知られています。