心理カウンセリングによって、クライアントの症状がかえって悪化したらどうする?

 

心理カウンセラーのせいで、クライアントの症状がかえって悪化することはあるのでしょうか? 悪化してしまった場合はどうすればいいのでしょうか?

 

じつを言うと、心理カウンセリングにおいて、クライアントの症状が悪化することは、しばしばあります。それにはいくつかの理由がありますので、ひとつずつ見ていくことにしましょう。

 

心理カウンセラーとクライアントの相性が悪いケース

 

まず、心理カウンセラーとの相性が合わないケースが考えられます。

 

クライアントも心理カウンセラーも人間同士であり、対話を中心に心理カウンセリングが行われます。

 

そのため、クライアントが持っている悩みが対人関係であった場合、担当の心理カウンセラーの持つ雰囲気や何かしらの要素によって、突然、合わないとなることがあります。

 

しかし、これは必ずしも悪いことではありません。クライアントが悩みの根幹に近づいたことを意味する場合があり、クライアントにとって悩み解決のゴールが近いと考えることができるためです。

 

ですので、この場合には、いったん治療を止めて時間をおくか、別の心理カウンセラーに交代するのがいいでしょう。

 

心理カウンセラーの実力が不足しているケース

 

次に、心理カウンセラーが未熟だったケースも考えられます。

 

心理カウンセラーには、知識だけでなく経験が必要です。そのため、心理カウンセラーにスーパーバイザーがつくのが一般的です。

 

しかし、心理カウンセラーに成り立ての人が独立開業し、一人で受け持っているような場合には、スーパーバイザーがいませんので、クライアントに適切にかかわれているのかの判断ができないのです。

 

そのため、結果として、クライアントと合わず、クライアントの症状が悪化してしまうことがあるのです。

 

このような場合には、通っていた心理カウンセリングスクールの講師に相談したり、別の経験豊富な心理カウンセラーにスーパーバイザーとして頼るのがいいでしょう。

 

ちなみに「スーパーバイザー」になるのは、経験豊富な心理カウンセラーです。「心理カウンセラーのための心理カウンセラー」と考えるとわかりやすいと思います。

 

精神科医との連携が必要なケース

 

最後に、クライアントが薬を飲みながら心理カウンセリングを受けていたというケースも考えられます。

 

薬によっては、体調を崩してしまったり、長時間の心理カウンセリングに耐えることができないことがあります。そうなると、クライアントにとっては、よくない体験となるので、避けようとしてしまいます。

 

このような場合には、精神科医と連携して、心理カウンセリングを行うべきです。

 

第三者からカウンセリング結果の状況説明を求められたら?


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