産後ケアリスト

産後ケアリストはどんな資格か?

 

出産後に「産後うつ」になる女性が少なくなく、心理面でのアドバイスやサポートができる人材が求められています。産後ケアリストという資格は、産後に心のバランスを崩してしまった女性に対し、適切なケアができる知識と技術を兼ね備えている人材であることを示す資格です。

 

資格名 産後ケアリスト
認定団体 (財)日本産後ケア協会
資格の取り方

・通学講座(※2級:4時間×1回、1級:3時間×12回)

・カリキュラム終了

・認定試験+面談(※会場試験)

資格講座の概要

2級
・受講時:44,000円
・合格時:24,840円
・合計:68,840円

 

1級
・受講時:190,000円
・合格時:16,200円
・合計:206,200円

 

※年会費:10,800円

 

 

【1】産後ケアリストの評価・解説

(1)段階的に産後ケアが学べる

産後ケアリストになる方はすべて2級産後ケアリストの資格から始め、産後ケアの概要から産後ママの状態を理解します。2級を取得した後に、本格的なメンタルケアや育児補助の実務ができるように、より実践的な1級産後ケアリストを目指します。

 

(2)女性に向いている資格

出産経験は女性にしかできないことです。女性であるからこその悩みは男性にはなかなかわからないものです。そこで、この産後ケアリストという資格は、女性に向いている資格といえるでしょう。女性ならではの悩みは、女性の方が理解しやすいのは当然です。

 

(3)1級産後ケアリストは商業活動が可能

2級産後ケアリストは、「産後ケアリスト」を名乗ってボランティア活動をすることができます。ただし、報酬を受け取って商業活動することができるのは、1級産後ケアリストになってからとなります。

 

1級産後ケアリストの資格を取得するには、それなりの費用が必要になりますし、1年間の学習期間も必要になります。必然的にライバルも少なくなるため、商業活動して生計を立てることを考えている方には「穴場」的な資格であるといえます。

 

 

【2】産後ケアリストの口コミ・評判


かなり限定された部分での仕事になるので、社会的にはまだまだ知られていない資格だと思いますが、実際に産後のうつ状態を経験したことがある人が資格取得を目指して、同じように悩む方の手助けをしたいと思うようです。これからは、心の悩み全般のケアというよりも、細分化した悩みのケアをする専門家が活躍していく時代になるのかもしれません。

 


職業として考えた場合、産後ケアリストのみで生計を立てている人は現状では少ないと思います。ただし、産後の女性のうつ傾向になる心のケアに対する専門家の存在が十分に知られていないだけで、今後は需要が増えて行くことが予想されます。女性の方にとっては女性であることを活かせる資格なので、興味のある方には良い資格ではないでしょうか。

 


産後ケアリスト2級は、学習時間4時間なので、これだけで十分なスキルが身につくとはとても思えません。産後ケアリスト1級が目標となるでしょうが、こちらは費用が高価になります。また産後の女性の方を対象にケアをする資格ですので、日常生活には使えるスキルは多くないと思われます。

 

ただし、産後ケアリスト1級を取得した場合に、自分自身で積極的に広報活動を行うことができれば話は違ってきます。潜在的な患者数はかなり多いですし、産後うつを専門的に扱う心理カウンセラーも少ないため、真剣に取り組めば安定した収入を得られる可能性は高いです。

 


2級であれば取得しやすそうですが、1級ともなると専門知識も必要となってきますので、そんなに気軽に取得できるものではありません。医療機関に勤めている方とか助産婦、助産院、保育士といった方が取得を目指すケースが多いようです。

 


産後ケアリスト1級の場合は、1年間のカリキュラムで20万円を超える費用が必要になります。産後ケアリスト2級の場合は、1日の講座で7万円ほどかかります。正直言って高いなという印象があります。

 

ただし、費用が高いからこそライバルが少ないわけで、「産後うつ」という社会的問題に心から貢献したいと思っている方には、それだけの価値がある資格ではないかと思います。